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企画展示

第二回企画展
中桐聡美展覧会「風を通す」
Satomi NAKAGIRI EXHIBITION「flow through」

​会期:

2024年7月6日土曜日

2024年9月1日日曜日

協力:

アート格納庫M第2回目の企画展では、シルクスクリーンの写真製版を用いて制作を行う中桐聡美の個展を開催します。本展では近年取り組んでいる窓ガラスのシリーズと共に、倉吉の古い家屋から取り外した窓枠に湯梨浜の水辺の風景を転写する新作を展示します。

中桐聡美展覧会「風を通す」について

中桐聡美 Satomi NAKAGIRI (1995-)

1995年岡山県生まれ。金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科油画専攻を経て京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(版画)を修了(2020)。現在京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程在籍。主な個展に「tide me over」atelierZ (岡山/2021)、「水を切って」KUNST ARZT(京都/2023)「imitate a real」KUNST ARZT(京都/2024)、主なグループ展に「測鉛をおろす 中桐聡美/山田真実 二人展」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(2022)などがある。「第16回 岡山県新進美術家育成I氏賞」で奨励賞を受賞(2024)。

———しかしながら中桐の作品は二つの点で反復と複製に抗う。一つは海というモティーフだ。打ち寄せる波、光のきらめき、海を撮影した写真に写り込むこれらの要素は一瞬として同じ光景として現れることはない。風景とは本質において無限の変容の相であり、ことに波のうねりと光のきらめきを伴った海の風景は常に変化の中にある。このようなモティーフの選択は中桐の作品の本質と関わっている。中桐は自らが「記憶や感情といった、明確な形がないものの『うつろい』」を作品の主題とし、それは「形を変えてもなお残るものもあれば、跡形もなく消えていくものもある」と記している。かたちがなく様相を変え、時に残り時に消える。この言葉はあたかも海の風景を言い当てているかのようだ。それは永遠の変化の相であり、二度と同じかたちをとることはない。中桐が反復して用いるイメージは潜在的にかかる反復不可能性を暗示している。一方で中桐の作品は顕在的にも反復への抵抗を示す。ひとたびシルクスクリーンによって転写されたイメージはカッターナイフによって切り裂かれ、水性インクの滲みによって毀損され、個別のイメージへと変貌するからだ。同じ写真を用いながらも、作品はそれぞれに異なった傷を負っている。

尾﨑信一郎(鳥取県立博物館館長)による本展リーフレット掲載文より

アート格納庫M第2回目の企画展では、シルクスクリーンの写真製版を用いて制作を行う中桐聡美の個展を開催します。本展では近年取り組んでいる窓ガラスのシリーズと共に、倉吉の古い家屋から取り外した窓枠に湯梨浜の水辺の風景を転写する新作を展示します。

過去の企画展

中桐聡美×尾﨑信一郎(鳥取県立美術館館長)
2024.7.7(日)14時-15時半 
※予約は必要ありませんが入場料が必要です。

オープニングトーク

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